音楽②
昨日は、主に演者側としての音楽のルーツを振り返ったが、今日は視聴者側としてのルーツを振り返ってみたい。
幼少期から音楽に触れる機会が多かった分、やはり音楽を聴くのも比較的好きなほうだったと思う。
小学生の頃は、当時流行っている曲のCDをレンタルしてよく聴いていたが、その中でも特に度肝を抜かれたのは「Perfume」の楽曲だった。
テクノという初めて触れるジャンルに驚き、YouTubeで視聴したMVも斬新で、夢中になってしまった。
トークではとても可愛らしくて面白い3人が、歌って踊ると別人のように格好良い。
お金を貯めてCDやDVDを買い集めて、毎日のように視聴していた。
そして人生で初めて行ったライブも、中学生の頃にツアーで地元に来てくれたPerfumeのものだった。
当時のPerfumeは今よりもアイドルというイメージが強く、客層も男性が8割を超えていたと思う。
そのような中で、他のファンの人たちと一緒に体感するライブは、中学生の小娘だった私には見たことのない世界で終始胸がときめいていた。
高校生以降もPerfumeは大好きだったが、周りの影響もあってロックを聴く機会が増えた。
親や兄の影響で小学生の頃から聴いてはいたのだが、バンドのグルーブ感や、成長とともに意味が分かるようになる歌詞に胸を打たれた。情報をこまめにチェックして、好きなバンドのワンマンライブやフェスにも何度も足を運んだ。
スピーカーやイヤホンから流れる音源を聴くのももちろん良いのだが、ライブ会場で日常を忘れて浴びる生音の心地よさにはどうしても敵わない。(あくまでも私見)
そして当時聴いていたアーティストたちのルーツを辿ると、80年代・90年代の洋楽に行き着いた。US・UKともに、有名なバンドからどんどん聴き漁ったが、その中でも私が虜になったのはUKの「Oasis」というバンドである。
兄でギタリストのノエル・ギャラガー、弟でボーカリストのノエル・ギャラガーら4人からなるグループで、まず始めに私はリアムの声に聞き惚れた。
いわゆるだみ声というか、綺麗とは言えない廃れた雰囲気の声なのだが、一度聴いたら忘れられない中毒性のある声をしている。
バンドのボーカリストというと激しく頭を振ったり、歩き回ったり、マイクを力強く握りしめて熱唱するというイメージがあるが、リアムは正反対のスタイルだった。
両手を後ろで組んで少し首を傾けて、棒立ちで歌う。唯一無二の歌声と、その立ち振る舞いに魅了された。
Oasisは現在、事実上解散状態である。本人たちの活動は無くても、いつでもどこでも楽曲を聴くことが出来る現代には大変感謝しているが、私は「いつか絶対にOasisのライブに行く」という夢がある。ノエルとリアム、それぞれソロのライブに行ったことはあるが、やはりOasisとしてパフォーマンスする彼らを一度は見てみたい。
どうか仲直りして活動再開してください・・・🙏